絶対音感
昨年9月から、石黒加須美先生のセミナー『リトミックカレッジ』と『ピアノ指導カレッジ』に通っています。
6回目のリトミックカレッジのテーマは『絶対音感指導』についてでした。
絶対音感があると、聞いた音の名前がわかります。
楽譜がなくても聴いた曲が弾けてしまいますので、音楽家にとっては憧れの能力です。
また、音楽に関することが簡単にできてしまうので、ますます音楽に対する興味が深まり、音楽が大好きになることが多いといいます。
絶対音感学習には、そればかりではなく、
・賢くなる(IQが10上がるという研究結果もあるそうです。)
・語学力がつく
という効果もあると言われています。
脳には、いくつかの事を一度にやる方が深く刻まれるという特性がありますが、
絶対音感の学習では、
・聴く(聴覚野)
・見る(視覚野)
・動く(運動野)
・話す(言語野)
という脳の中のいろいろな部分を一度に動かすことで脳内神経回路の連携が深まり、
結果的に賢くなる、ということのようです。
『それなら、ピアノ学習でもやっている!』
その通りですね。なので、ピアノは頭がよくなる習い事としても注目されています。
ただ、この素晴らしい絶対音感学習は、行える期間に制限があります。
大体、2歳のお誕生日から6歳くらいまでには始める必要があります。
なぜか?
それを超えると、絶対音感習得に必要な『絶対的聴取』(音をあるがままに聴く聴き方)が難しくなり『相対的聴取』(音を何かと比べて聴く聴き方)へと傾いてしまいがちだからです。また、耳の成長は早く、臨界期が6~7歳までともいわれています。
絶対音感学習について、詳しく知りたい方はこの本がお勧めです!