ピアノの練習、どうやってしたら良いのか?
今月末にハロウィンパーティーを控えて、皆さん演奏曲の追い込みに入っています。
先日、あるお母様から『とても仕上がりそうな気がしない。もし仕上がらなかったら弾けない状態で舞台に上ることになるのでしょうか?』とのご質問を受けました。
そんなことになったら一大事ですね。お母様もやむにやまれぬお気持ちでご連絡下さったのだと思います。
そこで、『ここが弾けないので、こうしてみたけれどやはりできなかった(もしくは、うまくいった)』というように、次回のレッスンに具体的に問題点をお持ち下さい、とご返信したところ、
『どこが、というより、全体的に、スムーズにいかない。』とのお返事でした。
それに対してアドバイスさせて頂いた事を、下に書きますね。
そのような場合、通して弾くのではなく、間違うところ、繋がらないところだけの部分練習が効果的です。
通してつっかえながら弾くと間違うクセが上塗りされてしまいます。
ノートに日付と今日はここを練習する、などの練習予定をメモし、結果を書くという練習方法もおススメです。
例
9/28 25小節目の左手和音の練習 よく見てやったらできた
みたいな感じです。
ピアノの練習、わかってはいてもなかなかできない事の一つが部分練習です。
弾けるところを弾く方が楽しいので、ついつい最初から通して弾きたくなります。
でも、それでは弾けないところはいつまでたっても弾けるようになりません。
その上、間違う癖がどんどん上塗りされて、修復がますます困難になって行ってしまいます。
部分練習、つらい事はよーくわかっています。でも、結局はそれが全曲通して弾けるようになるための早道です。
大抵の場合、10分もしないうちに弾けるようになる事が多いです。
ほんの少しの辛抱です♪
ご連絡をくださった生徒さんも、次回のレッスンでは、つっかえるところがだいぶ減ってきていました。
練習したこともきちんとメモされていて、丁寧に部分的にさらってこられたのだと思います。
急がば回れ、はピアノの練習にもとっても効果的です。
ぜひ、地道にさらってみて下さいね 🙂