読譜 楽譜が読めない!
『子供がピアノを習っているんだけど、楽譜が読めないんです。
どうしたら良いでしょう?』
ここ1か月ほどの間にお会いした方、お2人から
同じご質問を受けました。
楽譜・・
大人になって理屈がわかってしまえば
数えながらでもなんとか読む事ができますが、
小さな方には、やたらと線と黒丸が多くて、
上がってるのやら下がってるのやら、なんのこっちゃ!
と言う感じなのでしょうか。
対処法としてご紹介したのは2点。
- 少し練習すれば弾ける程度の簡単な曲を数多く読んで弾く
- 楽譜を拡大コピーする。
まず、1. についてですが、
楽譜を読む絶対量を増やす、って事ですね。
特に、発表会前とかに陥りがちなのですが、
曲を完成させるために1曲にかかりきってしまって、
他の曲をさらう時間が全然取れない。
また、テキストの曲が難しくてなかなか丸がもらえない。
そんな事が長く続いてしまうと、
読譜力が落ちてしまう事があります。
また、耳コピが得意な子は、
楽譜なんて見ないで弾いた方が楽なので、
こちらも読譜力はつきにくいし、落ちやすいです。
耳コピできるって素晴らしい能力ですし、
そこはそこで伸ばして行きたい!
でも、楽譜も読めるようになった方が、やはり将来便利です。
楽譜を読むのには、慣れも必要です。
やさしい曲なんて・・と思わず、無理せず弾ける曲をたくさん弾いて
楽譜にとことん慣れ親しんで行きましょう
うちの教室では、他にも、音符ビッツなども使って、読譜の訓練を行っています。
2.楽譜が小さくて細かいと、それだけでなんとなく『難しい!』って感じますよね。
そうすると、お子さんの脳はそれを拒絶して受け入れなくなってしまうんですって!
普通の楽譜をA3とかに大きく拡大してしまうと、あら不思議、
とたんにやさしく見えてきます。
これ、余白が重要な役割を果たしているらしいです。
確かに、余白が多いと簡単そう、ってなんとなく思っちゃいますね。
ただ、A3のままでは使いにくいので、
それを切ってスケッチブックにはって練習に使用する。
そうすると、簡単に読譜できちゃうだけではなく、
発表会などでは恥ずかしいから暗譜しようかな、という気持ちが強くなる・・
一石二鳥の効果があるようですよ。
どうぞお試しください(^^)